2018/9/17 小金沢連峰縦走〜アクシデントてんこ盛りな20キロに及ぶ日帰り縦走〜
ずっと憧れていた、大菩薩嶺から向こう、
小金沢連峰の稜線を歩いてきました!
登りでの標高差はそんなになさそうですが、
歩行距離なんと20キロ‼️:(;゙゚'ω゚'):
今まで経験したことのない長距離コースです( ̄д ̄;)
1ヶ月ぶりの登山だし、長距離なのにトイレないし、
今回は登山2回目の後輩くんも一緒だし...
と不安要素てんこ盛りでしたが、
今年の最後の目標なので頑張ります\(^o^)/
そんな今回のアクセス方法はこちら
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【行き】
http://eiwa-kotsu.jp/media/root_1_tt.pdf(時刻表)
【帰り】
やまと天目山温泉~甲斐大和駅(タクシー利用 ¥2,400くらい)
※やまと天目山温泉~甲斐大和駅はバスも出ています(片道¥300)
不安と期待を抱きつつ、いざ登山開始…と思いきや、
後輩くんが来ない‼️(゚д゚)!エッ
実は臨時便が出ていて、30分早くバスに乗れたのですが、
私たちより先に着いてるはずの後輩くんがいないのです
(・・?)アレ…?
あれれ?と思いつつもバスは出発。
そしてすぐに電波は不安定に…
圏外の狭間で確認できたこと、
それは…
なんと、後輩くん、
中央線の利用方法(押しボタン式システム)が分からず、
甲斐大和駅を過ぎて
甲府まで行ってしまった
とか
( ゚д゚)エエェ
仕方がないので、登山口で待つこと1時間半(つД`)
9時台のバスに無事乗れた後輩くんと合流し、ようやく登山開始です。
今回のコースはこちら
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◆コース*石丸峠から湯ノ沢峠を経てやまと天目山温泉へ◆
小屋平(石丸峠入口)➡ 石丸峠➡小金沢山
➡牛奥ノ雁ヶ腹摺山➡黒岳➡白谷ノ丸
➡湯ノ沢峠避難小屋➡やまと天目山温泉
通常コースタイム(休憩なし):6時間25分
標高差・歩行距離:1,016メートル・20キロ
危険箇所:特に危険箇所はないですが、倒木が登山道を遮り、
道がなくなっている箇所が結構ありました。
また、道が不明瞭な箇所も多数あり、
テープを見落とすと簡単に迷い込みます。
特に黒岳は荒れているので、道を誤らないように注意が必要です。
★今回、GPSの地図アプリが非常に役に立ちました。
地図は予備も含めて2枚持って行ってる山子ですが、
GPSアプリも活用しています。
展望がない場所なんかでは特に助かります。
わたしが使っているのはこちら。
geographica.biz
国土地理院発行の地図がベースになっています。
事前に記憶させておくだけで、圏外になってもきちんと表示してくれます。
もちろん無料です
※携帯用充電器も必ずお待ちください
登山口からはいきなり急坂となっていますが、
ちょっとすると一旦林道に出ます。
林道を右に行くと、また登山道に入ります。
ここからは緩やかな道もあり、歩きやすいです。
お山は秋の色に衣替えを始めました。
青い空とのコントラストが美しい(*´Д`*)
1時間近く樹林帯を登ると、このように視界が開けてきます。
振り向けば富士山が
冠雪してない富士山も、あとちょっとで見納めですね。
今日はいつもうっとり眺めていた、
あの先の稜線を歩けるんですね(*´Д`*)
めちゃくちゃテンションが上がります(*´∀`*)
石丸峠に来ました。
ここから先は初めて歩きます。
どきどき(〃ω〃)♡
わあ!
横をむけばアルプスが勢ぞろい‼️
絶景に歓声が溢れます(о´∀`о)
あの先のお山が小金沢山。
大はしゃぎで進みます(*´∀`*)
思えば、この時がこの日のピークでした…\(^o^)/
楽しい稜線歩きはあっという間で、すぐに樹林帯に入ります( ̄∀ ̄)
この辺りは不明瞭な道がずっと続くので、テープを頼りに進みます。
倒木もたくさん。
そんなこんなで、まずは小金沢山に到着です( ̄∀ ̄)
ここで1/10くらいでしょうか。
まだまだ先は長いです。
お次は牛奥ノ雁ヶ腹摺山(ウシオクノガンガハラスリヤマ)に向かいます。
開けた道はちょびっとだけ。
またすぐに樹林帯に突入です。
藪漕ぎとはではいきませんが、
人があまり入らないのか、道は熊笹に覆われていました。
倒木が激しさを増してきます。
登山道が塞がれているため、迂回して進みます。
荒れた獣道のような所に入るので、迷わないように要注意です。
そんなこんなで牛奥ノ雁ヶ腹摺山(ウシオクノガンガハラスリヤマ)に到着。
日本一名前の長いお山なんだとか(´゚д゚`)
実は五百円札の富士山を楽しみにしていたのですが、
どうやら雁ヶ腹摺山違いだったと後で知りました(〃ω〃)ハズカシィ
(本物の五百円札の景色は、ここよりも東にある雁ヶ腹摺山から見た景色だそう)
どっちにしろ、富士山は雲に隠れてしまったので見れなかったんですけどね(´Д` )
ちなみに牛奥ノ雁ヶ腹摺山から黒岳へ行く道ですが、
山頂にある標識通りに行くとこういう道に…
そう。道がないんです( ̄д ̄;)
GPSを頼りにうろうろと道を探していると、
ありました。
矢印の方が登山道です。
分かりづらい…( ̄д ̄;)
さて。
一旦下ったら、お次は向こうにそびえる黒岳へ。
コースタイム1時間とありますが、辿り着ける気がしない…(TT)
黒岳は一段と荒れていました。
そこかしこに倒木があり登山道を塞いでいるため、登山道を外れて進みます。
獣道も多く、登山道を探すのに苦労することも結構ありました(;´Д`A
登山道に戻るまで、毎回緊張の連続でした。
ここも正規のルートを探しちょっと迷いました。
以前、初めてのソロで道迷いした、
初狩駅~穴沢山経由で登った滝子山のルートに似ているなと思いました。
どうにかこうにか、黒岳に到着です。
展望はありません。
その後は白谷ノ丸へ。この辺りからはガスで真っ白。
この辺りは地図にある通り、道がえぐれて非常に歩きにくかったです。
白砂のザレ場はかなり警戒していましたが大したことなく、
下り坂ですが15メートルくらいであっという間に終わりです。
歩きにくい急坂をたくさん下って、湯ノ沢峠避難小屋に到着です。
オバケが出そうな雰囲気((((;゚Д゚)))))))
トイレの方が立派だったり( ̄∀ ̄)
出だしのアクシデントにもめげずに、頑張れば最終バスのいっこ前に乗れそうかなぁ。というところまで挽回。
が、
しかし
ここでまた事件が!
:(;゙゚'ω゚'):
まず前提として、ちょっと前にすれ違ったパーティーの方から、
天目山温泉の所の林道が土砂崩れで車両が通れないという情報を入手。
湯ノ沢峠避難小屋までタクシーを呼ぼうとしたら、
そう言って断られたとか(そのためその方達は大峠へ下りていかれました)。
私たちは歩いて下りる予定だったので、そのまま進むことを決めたのですが、
やはりちょっと心配(;´д`)
そして湯ノ沢峠避難小屋で休んでいたところ、
地元のおじさんが犬を連れて車でやって来たので聞いてみると、
やはりかなり迂回してここまで来たとのこと。(でも車両は入れる様子)
そうこう話していると、
おじさんが
「途中まで乗せて行ってあげるよ(・∀・)」
(゚д゚)!
と言ってくださり、
ありがたくその提案に乗ることに。
ああ、ありがたいね(*´Д`*)、助かったね(*´∇`*)
なんて言っていたのですが、
が、、、
降ろされたのは林道を1.5キロほど下ったところ。
( ̄▽ ̄)エ?
(゚∀゚)ん?
....
(´゚д゚`)んん??
(゚∀゚;)ア...アレ????
「ここ行けば登山道に繋がってるはずだから!(゚∀゚)」
(゚д゚)!
おじさんのいう方を見ると、
立ち入れないように鉄パイプでゲートができています(゚д゚)!エッ
どうやら林業の方達が出入りしている場所のよう。
どう見ても登山道じゃないし、
一見入口っぽいけど踏み跡もないし、
そもそも地図にも載ってない( ゚д゚)
そして降ろされた林道はめっちゃ遠回りのルート:(;゙゚'ω゚'):
むしろ距離延びてるし…(TT)
しかしもっと乗せてってくださいとも言えず…
ピンクが正規のコース。
送ってもらったコースが青いラインで、
降ろしてもらったポイントは矢印のところ。
距離延びてますヽ( ̄д ̄;)
仕方がないので、そこからは急ぎ足で林道を下りました。
17時を過ぎて辺りの山の中は真っ暗、
林道も薄暗く、ぽつぽつ雨も降ってきました(;´д`)
途中、小さな廃村のような集落があり、
そこを通るときは凄く怖かったです((((;゚Д゚)))))))
どこの家も窓やドアがちょっとだけ開いていて、
それがまたすっっごく怖い((((;゚Д゚)))))))
結局予定より1時間近くオーバーし、土砂降りになり始めた頃、
ようやくバス停のあるやまと天目山温泉に到着。
最終バスまで1時間近くあったため、タクシーを呼んで帰りました。
ちなみに、温泉の方たちに聞いたところ、
土砂崩れは起きていないとのこと。(OvO)エッ
帰宅してネットで調べても、それらしき情報もありませんでした。
(OvO?)アレッ??
なんだか狐につままれたような気持ちですが、
無事に帰れてほんとに良かったです。
あのとき、
おじさんの言葉を信じて山の中に入って行ってたら
と思うとちょっとゾッとします。
確実に遭難してたでしょうし、
その後の天候を考えると、
きっと無事では済まなかったでしょう。
そして、温泉にも入らず雨宿りをする私たちを、
天目山温泉の方たちが温かく迎えてくれました( ;∀;)
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タクシーを待つ間、ソフトクリームをいただきました(о´∀`о)
さすが山梨県といいますか、ぶどうと桃のソフトクリームがありました。
ぶどうが濃厚でとっっても美味しかったです( *´艸`)
ちなみに桃は、つぶつぶの桃が入っているようです。
そんなこんなでハプニング盛りだくさんの山行でしたが、
うっすら紅葉の始まった小金沢連峰の山々は美しく、
急ぎ足で秋へと移りゆく山たちのその貴重な瞬間を感じることができ、
とても良い経験ができました。